Tokyo Cantatとは

Cantatとは一定期間に集中して合唱のためのコンサート・講習会・公演等を行うイベントを意味する新しい言葉です。私達は、日本における合唱音楽の浸透と、文化としての合唱活動の振興を目指して、1996年より毎年“Tokyo Cantat”を開催してきました。2021年で25回目になります。

“Tokyo Cantat”は世界各国の合唱音楽の紹介と日本の合唱文化の再確認という2つの柱から成り立っています。今回はコロナ禍のため日本にお迎えすることは叶いませんが、世界的に活躍する合唱指揮者のフリーダー・ベルニウス、カール・ホグセット、エルヴィン・オルトナーの3人に指揮コンクールの審査員としてオンラインにてご登場いただきます。

日本の合唱文化の再確認、にあたる企画として、日本語の美しさや日本古来の音楽、日本人の作曲家に焦点を当てたコンサートを続けてきております。特に2010年以降、「やまと うたの血脈(けちみゃく)」と題し、シリーズとして毎年さまざまなテーマに沿った演奏会を企画しております。(*本年開催予定の「やまと うたの血脈Ⅺ」は2022年に延期となりました)

世界各国の合唱音楽の紹介、に当たる企画としては、招聘外国人講師による選曲、期間中に行われる日本の合唱団との公開リハーサルを経て、その成果をクロージング・コンサートでお聴きいただきます。本年は招聘講師に来日していただくことが困難であるため、内容が変更になっておりますが、来年再びこれまでの形にて開催できることを願っております。

また本年は昨年延期となった2年に1度の合唱指揮コンクールの第7回を開催します。若い才能のある指揮者を発掘し、広く紹介することが日本の音楽界の発展に寄与するものと期待されます。コンクールはモデル合唱団とのリハーサルと演奏が審査対象となり、例年一日がかりで開催しているところ、今回は二日間に分けての開催、海外とオンラインで繋いだリモート審査が行われます。課題曲もルネサンスからロマン派まで広範囲に渡り、若い指揮者の実力向上に役立つものとなっています。

ゴールデンウィークを合唱の様々な形で堪能していただけます。今年はオンラインを通して日本の、世界のどこからでも繋がるTokyo Cantat、コンサートホールで、自宅で、どうぞお楽しみください。